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アカデミックディベーター

Author:アカデミックディベーター
日当たりの良い某法科大学院を2009年3月に卒業。
ライフワークである競技ディベートについてぼちぼち書いています

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競技ディベートマニュアル無料公開のお知らせ
本来であれば本日はJDA春季ディベート大会が開催されているところですが、コロナウイルス感染防止のため中止となってしまいました。ディベート甲子園でも、論題の発表が延期となり、春の地方大会も中止になっているということで、学校閉鎖も相まってディベーターが暇を持て余しているであろうと察せられます。
ということで、本ブログにできることとして、一昨年発行・頒布した「競技ディベートマニュアル」の無料公開を行うことにしました。以下のリンク先からアクセスしてください。

競技ディベートマニュアル無料公開版


※ディベート学習のため、無償かつ非営利の目的で使用されることは自由です。例えば、学校の部活動でテキストとして使用されることは全く問題ありません。

書籍版は既に私の手元に在庫がなく、現状重版の予定もないことから、頒布が困難な状態ですので、もし入手を希望されていた方がいらっしゃったようでしたら、こちらのPDFで代用ください。
本テキストについては、より実践的な内容の補筆など、改訂を加えたいと思っております。その後でどのような形式で公開するかは未定ですが、より充実した内容にできればと思っておりますので、感想や疑問、改善すべき点などあれば、遠慮なくお寄せください。

お知らせ | 15:35:38 | トラックバック(0) | コメント(0)
【予告】競技ディベートマニュアル(新訂版)の発刊と通販のお知らせ
突然ですが、このたび若干時間ができたこともあり、従前から公開していた新書版「競技ディベートマニュアル」を大幅に加筆修正した新訂版というべき「競技ディベートマニュアル」を発刊することにいたしました。

今回はウェブ公開ではなく、紙のテキストで頒布することとさせていただきます。前衛的ディベート出版サークル「竹藪会」のレーベルで出そうと思っており、コミックマーケット94の3日目東地区“ニ”ブロック-29aで頒布するほか、愚留米が現れる大会で個人的にお声がけいただければ頒布できるようにしようと思います。
正式な見積もりは未了ですが、200部(‼)で発注して赤字が出なさそうな限界価格1000円と、学生の懐にもやさしい価格設定で頒布する予定です。驚くべきことにジャッジフィーで2~3冊買えてしまいます。
コミケのほかには、愚留米が現れる大会(東海地区の大会、ディベート甲子園本選、JDAなど)で声をかけて入手するほか、割高ですが通販も行います。通販については記事末尾をご覧ください。

ちょっと不格好ですがカラーカバー付きとなっております。写真をいくつかアップしておきますので参考にご覧ください。
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また、目次は下記のとおりです。
紙幅の都合で詳細な解説を省いていたり実践例が盛り込めなかったりと残念なところはありますが、現在出ているディベートテキストの中でも比較的に網羅的に競技ディベートの理論と実務を解説していると思います。特に、これは通説と離れておりやや危険をはらんでいるのですが、政策形成パラダイムの下で試合をどのようなものと捉えるかというディベート観について説明している箇所(第9章第1節)は、さわりの説明しかしてはいないものの、ディベート理論の諸論点を見通しよく整理する手がかりとしてそれなりに役立つのではないかと思っています。
いずれにせよ、普通に調査型のディベートをやっていくのには十分すぎる内容が入っておりますので、ジャッジとして講評の種本にするもよし、ディベートジャンキーと話をするための基礎知識を養う教科書にするもよし、真面目に読み込んでディベート実践に役立てるもよしです(役立つかは保証の限りではありません)。「ネコと〇ぶディベートの本」のように分かりやすくはありませんが、さすがに現代ディベート通論よりは読みやすいと思いますので、機会があればぜひお買い求め下さい。

イントロダクション
第1節 競技ディベートであなたが得られるもの 1
第2節 競技ディベートであなたがすべきこと 2
第3節 本書の構成 3

第1章 競技ディベートへの招待
第1節 ディベートとは何か 7
1 ディベートの定義 7
2 競技ディベートの5つの特徴 9
3 事前準備型ディベートと即興型ディベート 14
第2節 ディベートの意義 17
1 ディベートの教育的意義 17
2 ディベートの楽しさ 19
第3節 ディベートに対する誤解を解く 20
1 ディベートは人格形成を阻害するか 20
2 ディベートは建設的な議論につながらないか 23
3 ディベートが悪用される危険性 25
第2章 ディベートの基本的ルール
第1節 勝敗の決め方 28
1 ディベートの勝敗は何で決まるか 28
2 論題を肯定/否定する方法 30
第2節 試合の進み方 31
1 試合の流れ 31
2 ディベートのフォーマット 35
第3節 試合を実際に見てみよう 36
第4節 試合の楽しみ方 50

1 試合を振り返ろう 50
2 スピーチをフローシートに記録する 53
3 ディベートの試合を観戦する方法 58
第3章 ディベート的思考の基礎
第1節 ディベートにおける議論の枠組総論 60
1 試合で勝利するための条件 60
2 そもそも「議論」とは何か 67
第2節 メリット・デメリットの考え方 72
1 メリットとデメリットの比較 73
2 メリットの成立要件 74
3 デメリットの成立要件 86
4 メリット・デメリット思考についてのまとめ 93
第3節 プランの取扱い 95
1 プランとは何か 95
2 プランとメリット・デメリットの関係 99
3 プランの採択を仮定する(フィアット) 103
第4章 カウンタープラン
第1節 カウンタープランの意義 108
第2節 カウンタープランの成立要件 109

1 対案は論題を否定しているか(非命題性) 110
2 対案が肯定側プランと両立しないか(競合性) 112
3 対案が肯定側プランより優れているか(優位性) 115
第3節 肯定側の反論方法 117
第4節 カウンタープランの諸類型 118

1 機能に着目したカウンタープランの分類 118
2 特徴に着目したカウンタープランの分類 120
第5章 論題充当性
第1節 論題充当性の意義 123
第2節 論題充当性の成立要件 124

1 論題の解釈を明らかにしよう(解釈の提示) 124
2 どんな基準で論題を解釈すべきか(解釈基準) 127
3 プランが論題外であることの指摘(逸脱性) 129
第3節 肯定側の反論方法 132
第6章 議論作りの下準備
第1節 試合のために必要な準備 134
第2節 論題のリサーチ 137

1 リサーチの目的 137
2 効率的なリサーチの方法 141
3 有用な情報をカード化しよう 147
第3節 議論のアイデアを膨らませよう 150
1 アイデア出しの必要性 150
2 アイデア出しの注意点 151
3 リンクマップを使ったアイデア出し 152
4 アイデアをカードに書き出して整理する 155
第7章 議論の原稿化
第1節 議論の設計図を作る 157
1 現状とプラン後をシステムマップで図示する 157
2 システムマップを利用した反論の検討 160
3 議論の骨組みを作ってみる 162
第2節 立論の原稿作成 164
1 立論原稿作成の基本的な流れ 164
2 立論原稿の作り方 165
3 二回立論形式の否定側立論 170
第3節 反駁の原稿作成 172
1 反駁原稿を作ることの意義 172
2 反論の3つのレベル 173
3 反論を考える際のポイント 176
4 反駁原稿の作り方 183
5 原稿の活用方法 189
第8章 試合でのスピーチ方法
第1節 スピーチの基本ルール 192
1 試合の決まりごと 192
2 議論の後出し禁止 194
3 証拠資料引用のルール 196
第2節 立論スピーチのポイント 199
1 立論の読み方 199
2 二回立論形式の戦略 201
第3節 質疑応答スピーチのポイント 205
1 質疑の役割 205
2 質疑者・応答者の心構え 207
3 効果的な質疑の方法 208
第4節 反駁スピーチのポイント 215
1 反駁スピーチの基本型 215
2 効果的な第一反駁の方法 218
3 効果的な第二反駁の方法 220
第5節 試合が終わったら 232
1 判定・講評の聞き方 232
2 反省点を振り返る 234
3 議論を改善する 236
第9章 ジャッジングの基礎理論
第1節 政策形成パラダイムの2つのバージョン 238
1 ディベートの主観的側面と客観的側面 238
2 「側の論理」から見たディベート 239
3 「政策の論理」から見たディベート 240
第2節 証拠資料の評価 244
1 なぜ証拠資料が必要とされるのか 244
2 証拠資料としての資格(証拠能力) 244
3 信用性の評価(証明力) 247
第10章 試合の判定方法
第1節 ジャッジの任務 250
第2節 ジャッジングの方法 252

1 ジャッジングの基本原則 252
2 議論の聞き方 254
3 判定のプロセス 257
第3節 より良い判断に向けたポイント 259
1 広い視野で議論を見る 259
2 どのような立場から判断すべきか考える 261
3 たくさんの答えから選択していることを自覚する 262
第11章 レベルアップに向けて
第1節 戦略的な議論構築 263
1 議論のストーリーを作る 263
2 システム・制度について議論する 265
3 相手を上回るための戦略 267
第2節 戦略的な議論展開 270
1 あるべき判定の筋道を早期に提示する 270
2 議論の機能をよく考える 272
3 相手の議論を利用する 274
4 相手の議論を予想して先回りする 275
第3節 良い議論とは何か 276
あとがき 278
索 引 282

Column
ディベートは「演劇」ではない 26
フローシートを取れるようになるために 56
人が死ななきゃ重要ではない…わけがない! 82
メリットの構成と議論の順序 85
重要性/深刻性と内因性/発生過程の区別 92
競合性立証に見られる典型的な間違い 115
論題充当性を説得的に論じるためのコツ 131
どのくらいリサーチすればいいのか? 146
なんでも番号を振ればいいわけではない 168
「比較」は必須ではない 231
試合で出された議論はみんなの共有財になる 235
ウィキペディアは証拠資料として信用できるか? 249

Advance
議論と選手の人格はどこまで切り離せるのか 22
どこまで説明すれば勝てるのかを議論する 29
ディベートをどのような場と捉えるか 63
勝敗を決める別の基準を設定する議論 65
現状が論題を肯定してしまう場合の処理 98
試合で議論する対象は論題かプランか 100
予防条項が論題実施により採択される場合の処理 103
フィアットが認められる範囲の限界 105
「反論題的」なカウンタープランは許されるか 112
特殊なカウンタープラン 121
論題被正当化性 122
「常識」を判断上どこまで考慮できるか 126
どこまで説明すれば論題の解釈として妥当なのか 129
複数のプランセットを提出する立論 169
引用の一部分が不当であるにとどまる場合の処理 246
議論の判断枠組や手続に関する主張の判断方法 254
別の論点の議論を判定上自由に参照できるのか 260



通販のお知らせ
若干の希望があるため、代金引換での通販を行うことにいたします。ただし、包装や手数料が意外とかかるため、赤字にならないよう、1冊の定価1000円のところ、1冊1700円(送料込み)とさせてください。
※詳細を調べていないのですが、複数購入の場合若干値段を下げられるかもしれません。
希望される方は、tentatsuアットマークhotmail.com(著者宛て)まで、氏名、住所(送付先)、電話番号、必要部数をご連絡ください。

お知らせ | 22:47:15 | トラックバック(0) | コメント(5)
C91寄稿のお知らせ
どうもご無沙汰しております。
近時のディベート関連の報告としては、九州JDAでジャッジをしてきたところ、決勝戦が大変秀逸だったということがあります。こちらはいずれトランスクリプトがあがるとか聞いていますが(動画は諸事情で難しいかもしれないようです)、非常に水準の高い、国民投票論題の集大成と言うべき試合でした。JDAの試合については、視野が狭いとか、高速化かつ低質化しているのではないかという問題提起がなされたこともあった気がしますが、少なくとも九州JDAで見られた議論は、コミュニケーションの点でも(高速スピーチであったことを差し引いても)一般的な試合と比べればずっと分かりやすかったと思いますし、議論の水準についても、両チームの海外研究も渉猟した悪魔的なリサーチにより、学術的にも評価し得る高度なものになっていました。

そして話は変わりますが、今秋JDAに出たのに引き続き、来春のJDAも出場の方向で調整中です。出てる場合なのかという問題は常にあるのですが、断るわけにはいかない企画でしたので。論題はもうすぐ決まるところですが、面白い議論ができればと思っています。

さて、ここからが本題の告知です。
今年の12月31日、コミックマーケット91に出店するサークル「竹藪会」(3日目東U-47b)の冊子に寄稿させていただくことになりました。竹藪会というのは、私の旧職場にあった竹藪にディベーターが集合して旨いものを食べに行くイベントが発祥ということになっております。また、「タケノコ」というのは、一部のITBディベーターにとって象徴的な食べ物であり、これに敬意を表する意味もあります。

私が寄稿しているのは、某ラッパーをリスペクトした自伝的な文章「アーギュメント・ドリーム」です。普通にディベーターとしての経験を淡々と書いております。その過程で必然的に過激な内容を孕んでいく予定なのですが、残念ながら、今回の寄稿範囲である第一章は、愚留米の高校時代ということで、ほとんど刺激的な内容になっていません。時系列的には、後輩が部室で××していた話とか、関東に出てジャッジをしたときの衝撃的体験とかは言及できていないというわけです。ということで、期待していただいた方がいらしたとしたら申し訳ないのですが、第二章以降にご期待ください。

他方、その他に載る予定の記事はなかなか読み応えがありそうですので、むしろそちらをご期待ください。「一立ディベートにおけるターンとニューの処理について」というのは、まだ読んでいませんが、内容によってはここでレビューしようと思っています。
本当はそういうディベート実践/理論的も書かないといけないのだとは思いますが、今回は上の記事がそこそこ長いので時間がありませんでした。いずれ、CoDAの合宿で展開した体系的な理論講座の内容や、NADE東海支部でやった寝落ち者続出のディベート理論実践演習などを文書化する形で記事にしようかなといったことは考えています。

ということで皆様、よいお年を。

お知らせ | 01:52:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
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