愚留米の入院日記
日当たり良好の某法科大学院既習病棟を退院した法務博士の日記。しかし内容はほとんど趣味のディベートの話
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新年のご挨拶とテキスト作成状況の報告
新年あけましておめでとうございます。

当ブログも前のエントリーが108番目に該当するらしく、2011年最初の当エントリーが109個目という、なかなか縁起がよいことになっています。108個も長文を書くことができたのも読者の皆さまのおかげということで、感謝しております。
どれほど有益な内容になっているかは自分ではよく分からないところがあるのですが、今年いっぱいは機を見て何かしら情報発信できればと考えておりますので、今年もよろしくお願いします。

話は変わりますが、昨年約束していた気がするテキスト作成状況の報告を簡単にしておくことにします。結論から言うと予想以上に進みが遅く、全9章のうち4章の半分くらいまでが終わったところです。全体の予定分量から言うと半分くらいです。
遅れが出ているのは、修習が予想より時間を食うこと、テキスト作成を思い立った頃のテンションがなかなか持続しないことのほか、縦書きにこだわったためレイアウトが面倒だという読者にとってはどうでもいい理由によるものです。理想は春に公開できればということなのですが、なかなか厳しそうなので、期待していた方には申し訳ありません。夏までにはとにかく完成させられればと考えておりますので、気長にお待ちください。

一応、以下に現在まで書き上げた内容と今後書く内容(予定)の概要について、目次とともに紹介しておきます。要望などあれば反映しますのでよろしくお願いします。

*頁数は編集により変動する予定です

第1章 競技ディベートへの招待 ――― 10
本書で扱うディベートの特徴について、いわゆるパーラメンタリーディベートと対比させながら説明した上で、ディベートの意義や楽しさ、ディベートへの懐疑論に対する回答などを説明しています。
「競技ディベート」の意義について、学校教育やビジネス教育など特定の背景を捨象して選手・ジャッジとして思うところを丁寧に説明した文章は意外とないように思われるので、選手・ジャッジとしての実感からこのあたりを詳しく語ったつもりです。

第2章 ディベートを見てみよう ――― 36
試合の各ステージの役割について簡単に説明した上で、模擬ディベートの原稿を実際に見てもらいます。最後ではフローシートの取り方など試合観戦の基本的技法について解説しています。
模擬ディベートでは、前にディベート甲子園の即興ディベートでやっていた「日本は自転車免許制度を導入すべきである」という論題で原稿を書き下ろしています。模擬なのでたいした試合ではありませんが。

第3章 ディベートで展開される議論 ――― 76
議論の基本的な考え方を踏まえて、メリット・デメリットに基づく純利益の考え方、カウンタープランの考え方、論題充当性の議論という、標準的なディベートの試合で展開される基本的な議論の枠組みについて解説しています。特にメリット・デメリットの考え方は重要なので、相当のページ数を割いて説明しています。
内容としては標準的な理論を前提としていますが、分かりやすい解説になっているかはあまり自信がないので、また読み直して考えたいところではあります。

第4章 議論の準備Ⅰ アイデア出しとリサーチ ――― 142
リサーチの必要性とその標準的な方法について説明した上で(ここまで完成)、議論の原型となるアイデアを出したり、アイデアをまとめたりするための方法について解説する予定です。
特に変わったことを紹介することはできないのですが、アイデア出しについては、中高生はあまり意識的にやっていないと思いますので、代表的なツールをいくつか紹介できればと考えています。最終的な目標は、ツールを使ったアイデア整理方法を自分で体得し、ツールを使わなくても思考に取り入れることができるようになることだと考えているので、そのような目的意識を持って作業できるような説明ができればと思っています。

第5章 議論の準備Ⅱ 原稿作り
試合出場に当たって必要となる原稿の種類とそこで要求される内容を解説した上で、実際の論題に沿って議論を考え、原稿化していく方法を実演とともに説明する予定。
原稿作りは形式面だけでなく、どういう原稿をどうやって作っていくかという内容面の理解・実践が重要なので、本書の第二の山場(第一の山場は第3章)として力を入れたいところです。ただし、縦書きレイアウトで原稿例を盛り込んでいくのは意外と面倒なので、今から気持ちが萎えていたりします…。

第6章 試合でのスピーチ方法
試合でどうやってスピーチしていくのかということについて、各ステージの目標とそれに沿った「理想的スピーチ」の方法を解説する予定。前提として、新出議論の説明やディベートの基本的マナーなども説明します。
よく言われるようなテクニックは一通り紹介できればと思っていますが、それ以上に大切なこととして、試合の流れを読んで外れのない議論をするための注意点を説明できればと考えています。しかし具体的にどういうことを書けばよいかは未定。

第7章 判定はどうやって決まるか
ジャッジングの基本的な方法について説明。一応選手向けのマニュアルという位置づけなので、選手には見えないジャッジの考え方を解説することを通じて、選手がなすべき対策をアドバイスするということを考えています。
分量の関係で、ここでどこまで踏み込んだ説明をするかは未定です。ジャッジングの解説はこの本の主目的ではないので、かなり簡素なものになるかもしれません。

第8章 より戦略的な議論作りのために
ここまでで説明できなかった内容のうち、より高度なディベートのための技術について説明。
とりあえず項目は設けましたが、分量の問題もあるので、重要度の高いものはここまでの各章に折りこみ、独立した章立てとしてはカットするかもしれません。

第9章 理想のディベート実践に向けて
ディベートを実践する上で考えてほしいことをいろいろと書く予定。
ただディベートをするというのではなく、より有意義に実践してほしいし、ディベートを指導する側としてもそのような意気込みでやっていくべきだと考えているので、気の赴くままに書きたいところです。具体的にはノープランですが、書こうと思えばいくらでも書けるテーマなので、ここはあまり気にしていません。
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