愚留米の入院日記
日当たり良好の某法科大学院既習病棟を退院した法務博士の日記。しかし内容はほとんど趣味のディベートの話
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病棟の近況
入院日記なのに入院生活を全く書いていないのもアレなので、思ったことをいくつか書いておくことにします。

療養の効果
少なくない有識者(?)が「法科大学院はどうなんだろうか」みたいなことを言っているのは周知の事実ですが、個人的にはそれなりに有意義なカリキュラムだと感じています。もっとも、教員のやる気や意図、そして生徒の協力にかかってくる部分が大きいのではありますが。

上級刑事訴訟法の療養効果は極めて高く、時間の都合で基本を若干すっ飛ばしている感は否めないものの、一通り授業を受ければ現行司法試験の問題程度ならホームラン級のA答案を書けるレベルに達すると思います(まぁ現行試験の刑訴法は僕が現場で条文引いて適当に書いた2通がB答案になる程度の問題ですし…)。
これは、使用しているケースブックの出来がよいのと、教官のレベルが高いことに負うところが大きいようです。具体的な問題に即して判例の枠組や学説の理論構成についてかなり詰めた議論が展開され、受けていて楽しくもあります。

上級民事訴訟法は教官によって色が違うみたいですけど、僕の受けている講義ではいろいろな驚きや気づきが得られるものの、体系的な理解という点ではちょっと不安があるかもしれません。一応予習する段階で基本書を読むので、講義で触れられない場合も勉強にはなっているのですが。

上級憲法も教官の色によりますが、僕の講義はノーコメントです。教官が悪いというより、生徒の予習不足で進みがヤバすぎるというのが問題なのかもしれません。これなら普通に講義を聞く方がいいかもしれません。そもそもケースブックの出来が悪すぎなので、教官も編著者として責任を感じて欲しいというのは正直なところ。

その他の科目もいろいろためになりますが、その中では民事判例研究という判例を読解する授業が意外と勉強になります。教官が割と熱心で、飲み会のとき話したところ一度も当たったことのない僕の名前を覚えていたりして感動した覚えがあります(ちなみに僕はそのとき先生の名前を知らなかった…)。

病院の施設
施設の質は正直よくありません。廊下が狭いのは構造上仕方ないとしても、音響設備は微妙で、この前はスクリーンの故障で部屋を変えるという信じられない事態があったりしました。あと、なぜか椅子が壊れていたり。国立大学の施設に期待しても仕方ないということですか。
救いは教室のエアコンが5月から稼動していて快適だということですが、廊下には空調設備はなく、日当たりの良さも相まって狭い廊下がますます不快な空間となりそうな予感です。

そういえば病棟には自習室なんてものもあり、結構文献が揃っていて便利ではあるのですが、人が多すぎるので僕は行く気になれません。ちなみに、静かに自習したい人は工学部など理系の図書館などが穴場のようです。図書館で勉強している人間のほとんどは法学部関係者(うっとうしい!)なので…。

自宅療養
いわゆる予習が要求されるのが入院生活一番の泣き所ですが、そこまできついというわけでもありません。刑訴で週に3~4時間×2コマ=8時間、民訴で週に3~4時間というのが基本で、憲法はケースブックを読むだけにしてしまえば(予習しても無駄だと最近気づいた)30分もかかりません。他の科目も空き時間にちょこちょこ文章を読めば終わりです。
結局のところ、判例などたくさんの文章を読むことが苦になるかどうかがキモのようです。僕の場合ディベートなどで慣れたこともあり、文章を読むこと自体は苦でないので、今のところ予習で萎えたということはありません。

もっとも、人の話を聞くと、かなり大変そうなことを言っている人もいます。確かに結構やってそうな人間もいますが、(失礼ながら)授業での発言を聞いていると、そこまで予習が周到になされているという感は受けないのが正直なところです。試験前にみんながどう動くのかが注目されるところではあります。


まあそんな感じです。何だかんだいって教官のレベルが高いこともあり、真面目に療養に励めば症状の改善が図れそうではあります。他の病院を見ていないのでよく分かりませんが…。
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