愚留米の入院日記
日当たり良好の某法科大学院既習病棟を退院した法務博士の日記。しかし内容はほとんど趣味のディベートの話
無難にスタートか
初講義から2日が経過。
今のところ順調そうです。まだ小手調べなんでしょうけど。

火曜日の上級刑事訴訟法は任意捜査と強制捜査のお話。実務家上がりの紳士が丁寧に教えてくださいます。判例の判断枠組を詳細に教えていただき、事実認定の結果をどう評価材料にしていくのか…という観点の話もあって大変勉強になりました。緊急捜索差押と憲法35条の問題とか、応用的論点にも言及されていてためになる講義でした。しかし時間不足で終わらないという…。

水曜日は朝イチで上級憲法に。予習範囲が不明だったのでとりあえず最初を少しやっておいたところ華麗にスルーされるという萎えた展開です。教授は基本的にやる気なさげで、「正直ソクラティックメソッドは意味ないと思うけどやらないとダメなのでいやいややります」という宣言が飛び出してしまいます。そんな態度でソクラティックメソッドやってもあんまり意味ないでしょうね。というわけで退屈な100分でしたが、まあ言うべきことは言ってる感じで、勉強にはなりそうです。
今回の内容は思想良心の自由。関連して日の丸君が代の強制問題なんかもやってましたが、教官からすればソクラティックメソッドの強制と思想良心の自由の衝突が問題になっているのかもしれない…と読み替えながら妄想していました。

昼からは上級民事訴訟法に。噂の大鬼が担当ということで、さっそく小テスト。予習範囲とは関係なし。
XがYを訴え、Xと共謀したZがYに「俺がうまくやる」とだましてYになりすまし訴訟を追行、X勝訴の判決が確定し控訴期間が過ぎたときにYがなし得る請求…とか言われても。適当に書いておきましたがどうなることやら。
授業では積極的にマイクを回しつつ、解説をはさみながら教材を進めていきます。訴訟手続の細かいところを確認しながら詰めていく感じで、かなり学ぶところが多そうです。予想より追及も厳しくないし。

それから「少年非行と法」なる選択科目に出てみたところ、家庭裁判所の少年事件についてのプロモーションビデオを見ることに。カツアゲされた少年が不憫でなりませんが、結局不良が更生して立ち直るという結末に。実務家教官曰く、腹の立つ少年も多いがたまに更生する人がいてそれがやりがいになるんだとか。

そんな感じで入院生活がスタートしました。
予習が大変そうなのは変わりませんが、今のところ予想よりは厳しくなく、それでいてためになりそうなのがありがたいところです。やはり予習していくのが大きいのでしょうか。学部よりは授業参加人数も少ないし…。

しかしながら、ロースクールの建物は廊下が狭すぎて講義後に人があふれて通れなくなったり、壁が薄いのか隣の教室から講義の声が聞こえてきたり、音響が微妙に悪かったりと、施設面での問題は否めません。有名な建築家に依頼して日当たりの良い建物をこしらえたそうですが、もっと他に気を遣うポイントはあったはずです。
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